腰痛ってどんな時に負担がかかるの?
腰痛
その姿勢、その動き。腰が悲鳴をあげています。
知らず知らずのうちに腰に負担をかけていることがあります。治療も大切ですが、予防にも気をつけましょう。
こんなとき、腰に負担がかかっています。
日常の生活の中で腰に負担がかかることはいっぱいです。
- 長時間同じ姿勢でデスクワーク、長距離運転をしている時
- 農作業や介護で、前かがみで仕事をしている時
- 事故などで腰に大きな衝撃を受けた時
- 重労働や引越し作業で中腰の状態で重いものを持ったり、運んだりしている時
- 激しいスポーツをしている時。またはスポーツのやりすぎ
- 日ごろの運動不足解消にと、無理に体を動かした時
- 妊娠中(体を反って歩く)や育児(子どもを抱く)の時
どうして腰痛はおこるの?
筋肉 | 筋肉のつっぱり、炎症によって起きる腰痛。 重い物を持った時、体をひねった時などに起こります。 腰痛の原因で一番多く、急性のものは『ぎっくり腰』と呼ばれています。 |
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骨 | 骨ができあがっていない成長期、スポーツのやりすぎが原因で起きる腰椎分離症(ようついぶんりしょう)や、加齢によって骨がもろくなり(骨そしょう症)、尻もちなどがきっかけで起きる腰痛(圧迫骨折)があります。 |
椎間板 | 毎日の腰への負担が積み重なって起きる腰痛。 骨と骨の間にあるクッションの役目をしている椎間板(軟骨)がうしろに飛び出し、神経を圧迫します(椎間板ヘルニア)。 腰痛だけでなく、坐骨神経痛(臀部、大腿の裏に走るような痛み)や足先のしびれなどの症状があらわれることもあります。 |
内臓 | 腎臓やすい臓の炎症、尿管結石、婦人科の病気(子宮、卵巣)、大動脈瘤、腫瘍など、内臓疾患からくる腰痛。じっとしていても痛く、その痛みがだんだん強くなっていくこともあります。 |
神経 | 腰椎々間板ヘルニアが原因でおこる坐骨神経痛、足への放散痛やしびれ感があります。 |
腰痛のおこりやすい部位
- 1.ろっ骨の11、12番
- 2.腰方形筋(ようほうけいきん)、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
- 3.臀筋
- 4.胸椎の11番〜腰椎の2番
- 5.腰椎の4、5番と仙骨の接合部
- 6.仙腸関節(せんちょうかんせつ)
- 7.梨状筋(りじょうきん) など
イタっ! 急にきた『ぎっくり腰』
安静第一
まず、横になって寝ましょう。
その時、背筋は伸ばさず、エビのように腰を曲げることが大切です。
あお向けに寝る時は、ひざの下に枕などを入れると良いでしょう。
痛みがひくまで安静にすることが一番の応急処置です。
腰とお腹を固定
コルセットを巻いて(さらしなどの代用品でもOK)腰とお腹を固定します。
腰を温める
衣服や布団、毛布などを腰にかけて温めましょう。
血行をよくすることも痛みを和らげる効果があります。