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猫背って

猫背』の原因は?自宅でできるチェック方法と改善ストレッチをご紹介

「猫背の姿勢が気になる」「猫背を改善する方法が知りたい」。このような悩みのある方はいませんか?
猫背を続けると、肩こりや腰痛といった体のトラブルを引き起こす可能性があります。そのため、少しでも猫背を改善・予防したいものです。
今回は、猫背の原因や自宅でできる簡単なチェック方法、改善するためのストレッチをご紹介します。

猫背とは?

猫背とは、背中が丸まった姿勢で、円背とも呼ばれます。背骨のS字カーブが崩れて胸椎が丸くなることで、衝撃吸収が低下して体に大きな負担がかかります。

猫背の原因には、身体的な問題と生活習慣の問題があります。

  • 身体的な問題:運動不足や加齢による筋肉の衰え
  • 生活習慣の問題:長時間のデスクワークやスマホ使用、前屈みでの作業など
猫背を放置すると、次のような問題を引き起こす可能性があります。
    • 呼吸が浅くなり、酸欠状態になる
  • 肩こりや腰痛などの体のトラブルを引き起こす
  • 消化器系が圧迫されて食欲低下を引き起こす
  • 自律神経の乱れや血流が悪くなる
猫背を改善するには、姿勢を保つ筋肉を働かせたり、ストレッチを取り入れたりすることが大切です。また、ランニングや筋トレなどを取り入れるのも効果的です。

本来、人間の背骨は「脊椎の生理的弯曲」と呼ばれる、自然にS字カーブした状態を保っています。具体的には、首の部分にあたる頚椎は前弯(前方凸のカーブ)し、背中の部分にあたる胸椎は後弯、腰の部分にあたる腰椎は頸椎と同じように前弯しています。

猫背とは、丸まっている状態の胸椎がさらに強く丸まってしまい、猫の背中のように丸くなっている状態のことを指します。猫背の他に「円背(えんぱい)」や「胸椎後弯(きょうついこうわん)が強くなる」とも言われます。

人間の体は 脊椎が自然なS字カーブ状になっていることで、肩や腰に無理な負担がかからないようになっていますが、猫背になると無理な負荷がかかり体に不調をきたしてしまうリスクが高まります。

猫背のチェック方法

猫背かどうかは、壁を使って簡単にチェックすることができます。壁を背にして普段の姿勢で立ち、そのままの姿勢をキープしながら壁にくっつくように下がります。この時、体のどの部分が壁に付いているかと、付いていない部分の隙間の程度で、以下の4つの姿勢に判定できます。

 

チェック結果

  • 腰と壁に手のひら程度の隙間がある、踵(かかと)と後頭部が壁に付く…「①良い姿勢」
  • 腰と壁の隙間に手が入らない、踵と後頭部が壁に付かない…「②猫背」
  • 腰と壁にげんこつくらいの隙間がある、踵と後頭部が壁に付かない…「③反り腰」
  • 腰と壁の隙間に手が入る、踵が壁に付かない、後頭部が壁に付かない…「④ストレートネック」

 

背中が丸くなる「②猫背」は本来腰椎で見られる適度に反った状態が減り、壁との間に隙間がなくなった姿勢です。猫背の方の多くが「④ストレートネック」にも当てはまります。

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猫背の原因

猫背の原因は「身体的な問題」と「生活習慣の問題」の2つに分けられます。身体的な主な問題としては、運動不足などで生じる姿勢を保つ筋肉の衰えです。背骨の自然なS字カーブを保つには、腹筋や背筋がバランス良く働く必要があります。運動不足でそれらの筋力が低下してしまうと、猫背などの姿勢悪化を引き起こします。また、生活習慣の問題としては以下のようなケースが挙げられます。

 

猫背を招く生活習慣

  • 長時間のデスクワーク
  • スマホやパソコンを長時間使用している
  • 前屈みの姿勢で作業を行っている
  • 運動不足

 

筋力低下を招く運動不足はもちろん、背中を丸くするような姿勢を続けると猫背になりやすいと言われています。長時間のデスクワークやスマホ使用、前屈みでの作業を行っている人は、適度な休憩を取って姿勢を正しましょう。

猫背が引き起こす体のトラブル

猫背の状態が続くと背骨の正常なS字カーブが崩れて、頭部の重さが支えられなくなったり、背骨の一点に負担が集中してしまったりして、体に大きな負担がかかります。具体的に生じる体のトラブルについて解説します。

 

肩こりや首こり、ストレートネック

成人の頭の重さは約4〜6kgあり、その重さをうまく支えるには、頚椎が適度に前弯している必要があります。しかし、猫背になると頭を前に突き出したような姿勢になり、正常な頚椎の弯曲がなくなります。 

そのような姿勢を続けると、首や背中の筋肉にかかる負担が大きくなり、肩こりや首こりの症状が現れやすくなります。正常な頚椎の弯曲がなくなった状態をストレートネックと呼び、長時間のデスクワークやスマホの使用で起こりやすいとされています。