腰痛発症した時の対処法
発症直後の対処法
ぎっくり腰の発症直後、痛みが強い場合には、腰に負担がかからない楽な姿勢をとるようにします。
「膝を軽く曲げて横向きに寝る」、「あおむけに寝て、ひざを軽く曲げて、膝の下にクッションを入れる」、「あおむけに寝て、低めの台に両脚を乗せる」などの姿勢が勧められます。
発症から2~3日後の対処法
かつて、ぎっくり腰を起こした後は、安静にすることが大切だと言われていました。しかし、ずっと動かないでいると、腰痛との関係が深い「背筋」が衰えてしまうため、回復が遅れてしまうということがわかってきました。
したがって、発症から2~3日後に痛みがやわらいだころから、多少の痛みを我慢して、動かせる部位は積極的に動かすようにしましょう。
再発予防
ぎっくり腰を経験すると、その後の1年間で約1/4の患者さんが再発するといわれています。
再び苦しまないためにも、しっかりと再発防止に取り組むことが大切です。再発を予防するためにすべきことは、主に4つ。
- 無理な姿勢をとらない
- 腰に負担がかかるような姿勢を避けましょう。代表的には前かがみの姿勢です。
- ストレスを軽減する
- ストレスが続くと痛みに敏感になります。音楽や食べ物など、自分の好きなものを生活に取り入れ、 ストレスを軽減しましょう。
- 肥満を防ぐ
- 肥満があると体重が重い分、腰に負担がかかって腰痛が起こりやすくなります。
- 適度な運動を行う
- 痛みがなくなって完治した後に、体を動かすことは、腰をいたわるという意味で効果が期待されます。