寝不足とめまいの関係
寝不足とめまいの関係
人にとって睡眠時間は脳と体を休めるために必要な時間です。
その睡眠時間が足りていないと寝不足状態に陥り、体に様々な不調をきたします。
めまいもそのうちの一つであり、めまいを訴える人の多くが必要な睡眠時間を取っていないと考えられています。
しかし、なぜ寝不足がめまいに繋がるのか知っている人はそれほど多くはありません。
体に悪いから何となく睡眠不足が原因なのかな?という程度の人もいることでしょう。
そこで今回は、寝不足によって引き起こされるめまいの原因と特徴についてご紹介します。
寝不足がめまいを引き起こす理由とその特徴
寝不足によって起きるめまいには3種類あるとされています。
一つ目は、浮遊感のあるめまいです。
地に足がつかない感覚や止まっているはずなのに揺れている感じがする、それと同時に息が詰まる感覚や吐き気・動悸などが伴う症状です。
これは平衡感覚を失っている状態であり、寝不足は平衡感覚を保つ役割を担う脳幹や小脳へのダメージを与えていることから起こります。
具体的には、寝不足による自律神経の乱れが影響していることから、自律神経を元に戻してあげることで改善が期待できます。
二つ目は、立ちくらみように血の気が引くめまいです。
貧血の症状と似ていますが、酸素が体にうまく行き渡っていないことで脳に血が流れにくくなっている状態ですから、しっかり眠ることで体の機能回復ができれば防ぐことができるはずのめまいでもあります。
低血圧の人は食品で鉄分を摂ることも大切ですが、睡眠の質も意識するようにしましょう。
三つ目は回転性のめまいです。
直立しているはずなのに視界がぐるぐる回る、または自分自身が四方に回っている感覚がし、それに伴って吐き気を催します。
これには三半規管が関係しており、耳に過労やストレスが溜まっている場合に起こりやすい症状です。
あまりにも長く続くようであればめまいではなく耳の障害に発展する恐れもありますが、数分程度なら睡眠をしっかりとることで改善されるでしょう。