ストレートネックは姿勢ですよ。
スマホやパソコンを使う機会が増えたことから、「ストレートネック」の症状に悩まされている人も増えてきています。
肩こりや首の痛みをなくすために、「ストレートネックを改善したい」と考えている人も多いでしょう。そのままにしておくと危険な場合もあるので、きちんと治すことをおすすめします。
この記事ではストレートネックの治し方を紹介しています。ストレートネックに悩む方は参考にしてみてください。
ストレートネックは姿勢の悪さが主な原因
ストレートネックは、姿勢の悪さが主な原因だと言われています。首が前に出るような姿勢を続けることで、骨のカーブが失われ、ストレートネックになる恐れがあります。
ストレートネックを招きやすい習慣は以下のとおりです。
- 長時間のスマホやパソコン操作
- 猫背になりながらのデスクワーク
- 同じ姿勢での読書
- 頭の位置が高すぎる枕の使用
該当する場合は、すぐにでも改善に努めるべきです。
【重症化リスクあり】ストレートネックの放置で現れる症状
ストレートネックをそのままにしておくと、以下の症状が現れる可能性があります。
- 手・腕のしびれ
- ヘルニア
- 寝違い・首の可動域の減少
- 難聴・耳鳴り
- 視力低下・疲れ目・ドライアイ
- めまい・ふらつき・吐き気
- 自律神経失調・のぼせ
- 顎関節痛・食い縛り
日常生活に支障をきたすほど症状が悪化することもあるので、早めの改善を心掛けましょう。
【治し方の第一歩】ストレートネックの簡単な見分け方
ストレートネックは、以下の方法で簡単に見分けられます。
- 壁を背にして正しい姿勢で立つ
- 後頭部・肩甲骨・お尻・かかとが壁に付ける
後頭部が壁に自然に付いている状態なら問題ありません。
逆に後頭部が壁に付かない、もしくは付けるために力を使う場合は、ストレートネックが疑われます。
ストレートネックの治し方4選!ストレッチや整体がおすすめ
ストレートネックは日常生活での姿勢が原因となる場合が多いですが、正しいケアを実施すれば改善は期待できます。
ストレートネックに悩む方は、以下4つを試してみましょう。
- ストレッチをする
- デスクワーク時の正しい座り姿勢を身につける
- 整体院で施術を受ける
- 病院で診察を受ける
ストレッチをする
ストレートネックに悩まされる場合は、凝り固まった筋肉をほぐしてあげることが大切です。
筋肉をほぐすには、以下のストレッチがおすすめです。
- あご押し体操
- 首の側屈ストレッチ
- タオルを使った首のストレッチ
できそうなものからチャレンジしてみてください。
あご押し体操
あご押し体操を行うと、首の筋肉をほぐすことが期待できます。
あご押し体操のやり方は、下記のとおりです。
- 背筋を伸ばしてあごを引く
- あごに手を置き、あごを後ろへ押す
- 手を離し、真上を見上げるように上を向き5秒間キープする
- 2~3を2~3回繰り返す
首の側屈ストレッチ
首の側屈ストレッチを行うと、首の前側および後側の筋肉をほぐす効果が期待できます。
首の側屈ストレッチのやり方は、下記のとおりです。
- 背筋を伸ばし、あごを引く
- 右にゆっくりと首を倒す
- 左にゆっくりと首を倒す
- 右にゆっくりと首を回す
- 左にゆっくりと首を回す
- 2~5を2~3回繰り返す
タオルを使った首のストレッチ
タオルを使うと、首周りの筋肉を効率的にほぐせます。
下記の手順でストレッチを行いましょう。
- タオルを首の後ろにかける
- 両手でタオルの端を持つ
- 頭を後ろに倒しながら、タオルを斜め上方向へ引っ張る
- ゆっくりとあごをのど側へと引く
- 5秒間キープする
- ゆっくりとあごの位置を元に戻す
- 3~6を5回繰り返す
デスクワーク時の正しい座り姿勢を身につける
ストレートネックの予防には、正しい座り姿勢を身につけることが大切です。
正しい座り姿勢のポイントは、下記のとおりです。
- ディスプレイと顔を40センチ以上離す
- ディスプレイに対する目線は水平よりやや下に向ける
- 肘の角度は90度以上に保つ
- 深く腰掛ける
猫背、反り腰、仙骨座りはNGです。また頭が上方向に引っ張られている意識で、背筋を伸ばすと効果的です。
整体院で施術を受ける
整体院では、ストレートネックの原因となり得る骨や筋肉のバランスを調整してくれます。骨や筋肉のバランスを調整すれば、少しずつストレートネック改善が見込めます。
また整体院に通うと、専門家からストレートネック改善のためのアドバイスをもらえることもメリットです。自力での改善が難しい場合は、専門家を頼りましょう。
病院で診察を受ける
ストレートネックの症状がひどい場合は、病院での診察も検討しましょう。
ストレートネックの場合は、整形外科で診察を受けます。整形外科では、レントゲンで骨の状態を詳細に見ることができ、内服薬や点滴治療などで痛みに直接アプローチすることも可能です。
また「ストレートネックの症状だと思っていたら、他の怪我や病気のせいだった」というケースも考えられるので、気になる場合は一度病院で診察してもらうべきです。
自分でできるストレートネックの予防法5選
ストレートネック予防のために、日常生活で気をつけるべきポイントを5つ紹介します。
- スマホ・パソコンの画面を長時間見続けない
- 同じ姿勢を長時間続けない
- デスクワーク時の姿勢に気を付ける
- 体に合った枕を選ぶ
- プランクで体幹を鍛える
スマホ・パソコンの画面を長時間見続けない
スマホ・パソコンを休憩なしで長時間使用し続けると、首へと大きな負担がかかり、ストレートネックを招く恐れがあります。
特にスマホでゲームや動画視聴をしていると、ついつい長時間になりがちなので要注意です。仕事などでパソコンを長時間使用することが避けられない場合は、1~2時間に一度休憩を挟むと負担を和らげられます。
同じ姿勢を長時間続けない
長い間同じ姿勢を続けると、筋肉の硬直や血行不良につながり、ストレートネックを招く恐れがあります。
どうしても長時間同じ姿勢を続けなければいけないときは、適宜休憩を挟みましょう。目安としては、20〜30分に一度立ち上がったり、姿勢を変えたりするのがおすすめです。
デスクワーク時の姿勢に気を付ける
デスクワーク時の姿勢が悪いと、ストレートネックにつながる恐れがあります。
デスクワーク時は以下の姿勢を意識しましょう。
- 骨盤を立てて座る
- 足は地面に付ける
- 猫背にならない
特に長時間のデスクワークをする際は、姿勢が崩れていないか適宜見直してみてください。
体に合った枕を選ぶ
頭の位置が高すぎる枕は、寝ているときに首や肩の筋肉が緊張して硬くなってしまいます。枕の高さの目安は、仰向けになった際に頭・首・背のラインがS字にフィットする程度です。
ストレートネック防止用の枕もあるので、ストレートネックに悩まされる人は試してみましょう。
プランクで体幹を鍛える
プランクで体幹を鍛えると、正しい姿勢をキープしやすくなるため、ストレートネックの悪化を防止する効果が期待できます。
プランクのやり方は、下記のとおりです。
- うつ伏せになる
- 肘を90度に曲げて、肩の真下の位置で床につける
- 前腕・肘・つま先を地面につけて体を浮かせる
- 頭から足が一直線になるようにキープする
- 15秒×3セット程度を目安に行う
体幹が鍛えられてくると、少しずつ楽に感じてきます。慣れてきたらキープする時間を長くし、負荷を上げていきましょう。
ストレートネックは放置せずにしっかり治そう
ストレートネックを放置すると、日常生活に支障をきたすほどの症状が出る恐れがあります。悪化する前に改善するようにしましょう。
この記事では、ストレッチの治し方を紹介していますので、ぜひ試してみてください。
またクオーツコンディショニングでは、ストレートネック改善が見込める整体メニューを提供しています。加えて正しい予防ができるよう、自宅で簡単にできるストレッチの指導も行っています。
ストレートネックに悩む方は、まずは気軽にお問い合わせください。