腰痛の原因になりやすい姿勢
FUJI整体院のためになる腰痛の原因とは
「座っている」ほうが
腰に負担がかかりやすい
身体のあちこちが傷み出すのは、長生きの証でもある。その「傷み方」は、長年の環境、生活習慣と大きく関係がある。
谷島は鳥取県の名産、梨を栽培する「梨農家」の患者を例にこう説明する。
「梨農家では、梨の袋がけという作業があります。立った状態で、梨に虫がつかないように1つ1つの実に紙袋で包んでいくんです。その患者さんは、肩の筋が硬かったんです。肩関節の可動域が落ちて腕が上がりづらいため、腰を必要以上に反らしていたので、腰に負担がかかっていたんです。肩の可動域を広げたら、腰痛も治りました」
腰痛に関して、意外と知られていないのは、自然に完治する場合が多いということだ。
「椎間板は加齢により、弱っていきます。椎間板の一部が突出して、神経を圧迫するため痛みや痺れが生じる場合があります。これが椎間板ヘルニアです。ヘルニアの軟骨部分は、自然に体内に吸収されてなくなる人も多い。薬を処方して、痛みを我慢している間に軟骨が消える。椎間板の変形は残っても痛みがなくなり楽になるんです。また神経痛や加齢で骨がグラグラしてきても、だんだん時間が経って動かなくなって安定する方もいるんです。そうなればあまり痛くない」
また谷島は、椎間板は「座っている」ほうが負担がかかりやすいのだという。
「座っている時間がめちゃめちゃ長い。同じ姿勢で座っている人はやっぱり傷みやすいです。立ってるときは膝とか股関節が全部クッションになるので、衝撃は逃げてる。座っているとお尻から直接体重を受けているわけですから、座り時間が長いと椎間板が痛みやすい」
整形外科医は、患者一人ひとりの背景を紐解き、慎重に診断、治療を進めていく。
「〝腰〟が痛い原因は、実は股関節にあるのかもしれない。臀部(おしり)の痛みの場合は坐骨神経痛の可能性もある。あるいは内臓が悪くても腰痛が起きることもあります」
日本整形外科学会と日本腰痛学会が監修する『腰痛診療ガイドライン』には注意すべき腰痛について記されている。
「何か動作をして痛いというのは、いわゆる安全な腰痛。寝ているだけなのに腰が痛くなる、これは普通はありません。そういう人は、例えば腫瘍があったり、感染症があったり、尿路結石みたいなものがあるかもしれない。体重が減ってきたり、熱があるとか、腰痛に伴う症状がある人も要注意」
永島も、様子を見てもいい腰痛と、そうでない、すぐに病院にかかるべき腰痛があると注意する。
「多くの場合、半日や1日でよくなる。完全消失しなくても、気にならないぐらいの痛みになれば様子を見てもいい。だけど1日経ってもずっと強い痛みが続いているとか、手足の動きが悪くなっている、筋肉の麻痺があるとか、背中や腰に七転八倒するような痛みがあれば、すぐに病院で診てもらってください」
腰痛は、多くの人がなるが故に、自分の痛みもこんなものだと過小評価してしまう傾向にある。
「1度痛くなって、1、2カ月しても消えない腰痛だったら病院に行って相談してほしい。もうちょっと早く診ていれば、何とかなったかなというのが正直あるんです」
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