ぎっくり腰
ぎっくり腰の予兆と正しい対処法|前兆を感じたらいつ病院にいくべき?
腰の痛み
『ぎっくり腰』と聞くと、
・くしゃみをしてなった
・顔を洗おうとしたらなった
・荷物を持ち上げた時になった
・ゴルフのスイングでなった
などきっかけは色々あります。
症状も「脳天から腰にかけて電気が走った」「脚の力が抜けてへたり込んだ」「とにかく痛い。息するのも大変」など色々と聞きますよね。
ぎっくり腰は本当に辛いものです。そして一般的に、急激に腰に痛みが発生したことを『ぎっくり腰』と呼んでいます。正式には急性腰痛症といいます。
『ぎっくり腰』は、ぎっくり腰になった時が悪くなった訳ではなく、そこに至るまでの仕込み段階があり、あることがきっかけで突然の痛みに襲われるのです。
仕込み段階には、予兆そして前兆があり、体で感じる症状は人それぞれです。
この記事では予兆や前兆を知ることで、正しい対処法を知り動けなくなってしまうなどの最悪の状態にならないようにすることができます。
ぎっくり腰(急性腰痛症)とは
『ぎっくり腰』を一言で説明すると、腰椎付近にある小さな筋肉が過緊張することで急激な痛みを感じる腰痛症のことです。
急性のぎっくり腰とはどのようなものでしょうか。
私も過去には何度もぎっくり腰をした経験があります。
一番記憶に残っているのは、洗面所で顔を洗おうと少し腰を屈めた瞬間に腰に激痛が走り崩れ落ちたことがあります。その後は這うように部屋の中を移動しました。
このように日常の何気もない動作で引き起こされ発生する場合が多いです。
急性のぎっくり腰の特徴には以下の点があげられます
・腰を屈めるなどの何気ない動作で、急に腰に激痛発生する
・くしゃみをした瞬間に腰に痛みが発生
・荷物を持ち上げた時に発生
・動けなくなり呼吸するのも辛い
では、なぜぎっくり腰は引き起こされてしまうのでしょうか?
ぎっくり腰の原因は?実は不明なことも多い?
一般的なぎっくり腰の原因は、80%が原因が不明で残りの20%はストレスとされています。
いやいや、待ってください。
もし仮に80%が原因が不明でしたら、世の中の医療機関は原因が分からない状態で治療をしているということになります。実際にはそうなのですが・・・。
原因がわからないので治しようがなく、対処療法的に痛み止めの薬や湿布を出してずーっと通い続けことをさせてしまっています。
体の痛みには必ず原因というものがあります。もちろん、ぎっくり腰にも原因があります。
そして原因を知ることで、なってしまった時の対処法や今後起こらないための対策をたてることができます。
一般的に言われる原因①椎間板への負担
椎間板は、脊椎といって頚から腰まで24個の椎体の間にあるクッション材で、全部で23個あります。頭を含め体の重さ、特に上半身の重さをを受け止めています。
よく腰痛でレントゲンを撮った時に「ヘルニアですね」と言われることがあります。
正確には腰椎椎間板ヘルニアと言います。一般的に腰痛は、多くがこのヘルニアを原因としてしまいます。(他には脊柱管狭窄症や腰椎すべり症、分離すべり症などあります)
ヘルニアとは本来の場所から逸脱したという意味で、椎間板の中に髄核というゼリーのような玉状の核とがあり、その髄核が椎間板の外に出てしまったことをいいます。(上の写真の赤い玉状のもの)
髄核が完全に椎間板の外に出てしまって後方にある脊髄神経に接触するようでしたら、一般的にはオペで切除することになります。
レントゲンなどの画像上で椎間板が薄くなった状態でも、髄核はレントゲンで鮮明には映らないので概ねヘルニアといってしまいます。
腰の場合、腰椎の中心に当たる腰椎の2番から4番あたりの椎間板に負担が多く、レントゲン上でこの近辺のヘルニアの画像を多く確認できます。
これは頚椎、胸椎、腰椎に共通することですが、それぞれにカーブがあり、カーブが頭からかかる重さを受けるクッションの役目をしているために、カーブの中央のトップにストレスが集中し中心の椎間板が薄くなるのです。体の構造上、薄くなるも想定内なのです。
ですから、椎間板が薄くなった状態でも腰に痛みを感じない場合が多く、ヘルニアが腰痛の原因とはならないのです。
一般的に言われる原因②慢性的な腰への負担
ライフスタイルの変化により歩行をしなくなったことで、慢性的な腰への負担がかかるようになりました。
昭和の時代に入り乗り物が現れ我々は歩く量が減ってきました。文献によると、太古の時代には1日に200km近く歩いたとも言われています。
現在でもタンザニなどでは狩猟の際に、森の中ですが1日に30km程歩くことが確認されいています。
我々は何気に二本足で歩いていますが、二足歩行には複雑なメカニズムがあります。
約1千年前に四つ足歩行から二足歩行になり、腰には上半身の重さかかるようになりました。1千万年かけて上半身の重さに対応して進化してきたので、ちょっとやそっとの重さでダメになることはないのです。
逆にいうと上半身の重さをかけることで、人の体は安定するようになっています。
日常的に仕事などで重い荷物を持っても腰に重さがかかりますが、これは本来の人としての動作ではないので腰を悪くします。
では、上半身の重さをかけるとはなんぞや?
それは、歩行することです。
霊長類ヒト科である我々の最大の特徴は直立二足歩行であり、歩くことで体のバランスを取ってきたのです。
歩行しないことが腰に本来の負荷がかからず安定しないのです。脚は二本しかないので、歩けば歩くほど左右の脚にかかる負荷が平均化しバランスが取れるのです。
片側の脚で立ち続けることや同じ姿勢でいることがバランスを崩していくのです。一箇所に立ちっぱなしの作業や座りっぱなしでいることは、体に備えられていないのです。
一般的に言われる原因③骨格の歪み
そもそも骨格の歪みとはなんでしょうか。
見た目に曲がってる方って多く見かけますよね。
車を運転して原付のバイクの後ろについた時に見かける光景に、お尻を傾けヘルメットが逆に傾いて乗っている人を見ます。本人は真っ直ぐ乗っているつもりなんですよ。
これも骨格の歪みですね。
体の不調で来院された患者さんの骨格を見ると、概ね背骨の捻れや骨盤の左右の位置の違いなどの歪みが確認できます。
そして、この体の歪みを改善することで抱えたいた不調も改善します。
ではなぜ骨格は歪むのでしょう。
[一般的に言われる原因②慢性的な腰への負担]でお話ししたように、本来の人としての歩行量が少なく、左右の脚に均等に乗ることができないために起きます。
歩くことで、足・ひざ・股関節・骨盤に地面からの押圧がかかります。
特に骨盤には仙腸関節という関節で(一般的には動かないとされている関節)が左右にあり、この関節の左右の位置の違いが骨格の歪みを生みます。
イメージでお話ししますと、ボートのオールを片方だけ漕ぐと、ボートは水面を回旋して方向を変えます。
体も同じで、片方脚だけで立っていると上半身が一方方向へ回旋して、長年の蓄積で歪みを作ります。
ぎっくり腰が治るまでの期間は?
先に説明したように、ぎっくり腰は腰椎付近にある小さな筋肉が過緊張することで急激な痛みを感じる腰痛症のことで、ぎっくり腰は筋肉を一時的に傷付け通常の肉離れなどと同じで、当初の痛みがある程度緩和するまでは2週間程かかります。
その後は動けるけれどスッキリしない状態がしばらく続きます。
スッキリしない状態から早く抜け出すには、まずは歩くことです。
ただ歩くことで痛みが増悪するようでしたら、均等に両脚に荷重がされていないので無理をしない方が良いでしょう。
【コラム】ぎっくり腰の症状チェック|他の腰痛の場合も
ぎっくり腰は、何かの物を持ち上げようとしたり、急激に腰を捻ったり、朝起き上がった時などの何かの動作をした時に起こることが多く発生します。
ぎっくり腰と思われる症状と同時に次の様な症状が出た時は要注意で、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。
・脚、特に下肢に痺れが発生した時
・脚に力が入らない時
・腰以外にも普通ではない痛みが圧制した時
がんの転移などによる病的な骨折や菌などの影響による化膿や重大な原因が潜んでいる場合があるからです。
単純なぎっくり腰の症状としては前述しましたが
・腰を屈めるなどの何気ない動作で、急に腰に激痛発生する
・くしゃみをした瞬間に腰に痛みが発生
・荷物を持ち上げた時に発生
・動けなくなり呼吸するのも辛い
などで痛みが持続し、しばらく痛みが続きます。
ぎっくり腰の対処法|安静にするのは逆効果
一般的にはケガなどはRICEという処置をします。
・RはRestで安静
・IはIcingで冷却
・CはCompressionで圧迫
・EはElevationで挙上
となります。
ケガをすると、その部分に血液が集まり赤くなり熱を持ち痛みを感じます。このような状態を炎症と呼びます。そしてその炎症には5徴候である
・発赤
・熱感
・腫脹
・疼痛
・機能障害
があります。
体の傷ついた部分の組織がケガに反応したために起こるもので、これが炎症とよばれる状態です。
ぎっくり腰も一種のケガなので、まずはRestで安静です。横になり一番痛みが少ない姿勢で安静にすることです。
発症直後の応急処置
そして一番重要なことですが、必ず熱感がありますので絶対に温めないことです。
RICEのIのIcingをすることです。腰部を冷やすことです。アイス◯ンとか冷え◯タではなく、氷水で冷やすことです。
(シート系の湿布剤や冷却剤は本体にに熱が移動するだけで、熱の移動後は冬の布団の中が暖まるのと同じで、逆に熱を溜め込んでしまいます。使う場合は、冷え感が無くなったら直ぐに取ることです)
熱をとることで炎症が抑えられ痛みが緩和されます。
方法は氷嚢(ひょうのう)といって氷と水を入れキャップをして簡単に痛い箇所に当てる物があるのですが、ない場合は、ビニール袋に氷と水を入れ漏れないように輪ゴムなどで縛り痛い箇所に当てます。落ちないように長めのタオルなどを巻き固定します。
冷たすぎるようでしたら、薄手のタオルで包んで当てます。
氷が解け冷たく感じなくなったら新しく作り直します。
体は寒くならないように毛布などをかけ、腰と膝を曲げ楽な姿勢で横寝の状態で安静にします。
発症から2〜3日後の対処法
発症から2〜3日後は、まあ痛いけど何とか動ける状態になると思います。
何とか動けますが、腰を少し左右のどちらかに屈めた姿勢になります。
概ね屈めている方の骨盤が後方へ変位していると考えられます。
この時期にできることは、発症直後の応急処置法でもお話ししましたがアイシングは継続してください。
そして最も簡単な運動ですが、四つん這い、ハイハイをしてくください。
赤ちゃんがするハイハイです。
赤ちゃんのハイハイは、四足獣から直立二足歩行に進化した過程の訓練期間と考えております。
大人の場合は、人としての歩行が不十分なので一世代前の四つ足に戻って訓練するという意味が含まれいています。
時間にして10分ほどやってみましょう。
対処する際の注意点
狭い部屋などでは同じ方向に回らないように、床を8の字を書くようにハイハイをします。
十分広さがある場合は、交互に回る方向を変えます
膝が痛くなる場合がありますので膝当てなどをしてやるのが良いと思います
【コラム】ぎっくり腰にマッサージはだめ?
一般的に頚や背中そして腰周辺などに張りが出るとマッサージを思い浮かべると思います。
張っているところを人に押してもらったりすると気持ちが良いですよね。
「あ〜、そこそこそこ」何て押してもらったりしますよね。
気持ちが良いのはリラックスしますので悪くはないと思いますが、気持ち良いのと治るのは違います。
マッサージなどで翌日に揉み返しがある場合は、筋肉を繊維レベルで傷付けている症状です
腰の場合の痛みは筋肉や腱などが過度に引き延ばされ発生していますから、痛い部分を押してしまうと悪化する場合がありますので注意が必要です。
ぎっくり腰になったら病院に行くべき?軽度であれば様子見を
前述しました、ぎっくり腰は、何かの物を持ち上げようとしたり、急激に腰を捻ったり、朝起き上がった時などの何かの動作をした時に起こることが多く発生します。
年齢が若くて軽度であれば様子を見て、二週間くらいで経っても同じ状態でしたら医療機関を受診しましょう。
病院に行くべき場合
ぎっくり腰と思われる症状と同時に次の様な症状が出た時は要注意で、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。
・脚、特に下肢に痺れが発生した時
・脚に力が入らない時
・腰以外にも普通ではない痛みが圧制した時
がんの転移などによる病的な骨折や菌などの影響による化膿や重大な原因が潜んでいる場合があるからです。
また高齢の方や普段から骨密度が低い方は腰椎の圧迫骨折などが疑われるのでからです。
何科を受診すればいい?病院選びのポイント
病院を受診するようでしたら、整形外科を受診しましょう。総合病院でなくても整形外科と表記しているクリニックでも大丈夫です。
ぎっくり腰でしたら、レントゲンを撮って「骨には問題ありません」と言われるだけですが・・・
慢性的な場合には整体や鍼灸もあり
鍼は交感神経活動の抑制をする作用があり、鍼の刺激で調整作用や誘導作用、反射作用などが起り、生理反応である鎮痛作用が期待されます。
しかし、慢性的な腰痛も急性のぎっくり腰もメカニズムは同じで、骨盤内にある仙腸関節が物理的に位置を変えて痛みが発生してるため、完全に改善するためには物理的に治す必要があります。
この仙腸関節を改善でき機能を取り戻すことができる整体であば大丈夫ですが、一般の方には判断が難しいと思います。
ぎっくり腰の予防方法
ぎっくり腰の予防法としては世の中に様々な考えややり方がありますが、ここでは一般的ない方法に対し私なりの意見を記述いたします。
一般的に言われる予防方法①筋肉や柔軟性を保つ
一般的に腰痛予防に腹筋や背筋を鍛えた方がいいという考えがあります。
確かに筋肉を鍛えるのはいいと思います。
先に紹介したタンザニアのお話しですが、何年か前にNHKスペシャルで歩いている人は腰痛が少ないとタンザニアに調査に行った内容の番組でした。
そこに映し出されていた男性は、ほぼ全員が腹筋が割れ筋肉隆々でした。特にトレーニングした訳でもなく立派な体をしていました。生きるために森に入り狩猟をして、1日30km程歩いて出来た体です。
人の体の筋肉は、効率よく前方へ直立状態の二足で移動するために出来ています。握ったり、引っ張ったりする筋肉もありますが、殆どが直立二足歩行のために必要な筋肉です。
特別な筋トレは必要がありません。人としての機能である直立二足歩行をすることで必要な筋肉はできます。歩行をしないために必要な筋肉が低下しているだけです。
ただ筋力不足になっている方は歩行に必要な筋肉をつけるトレーニングをするのも良いと思います。
一般的に言われる予防方法②ストレッチをする
「体が硬い」とか「柔らかくしたい」とかよくいいますが、筋肉の硬さには個人差が相当あります。
元々柔らかい筋肉を持っている人、元々硬い筋肉を持っている人と様々です。
ストレッチングは筋肉を一時的に引き延ばす動作ですが一長一短があります。
一長の方では、筋肉は一種のポンプの作用があるためストレッチングにより血液の流れが変わり、疲労回復などを促します。
一短の方では、筋肉は引っ張られると防衛的に硬くなるという現象があります。
医療で筋肉が硬くなった状態を、筋萎縮とかアトロフィーとか言います。
少し難しい話になりますが、物は圧力がかかると物理的に表面に電荷が現れ分極という現象が起こります。ピエゾ効果(圧電効果)と言いう現象です。筋肉の場合、引き延ばされ筋肉内の圧力が上がり、分極により血中のカルシウムイオン(Ca2+)が引き寄せら骨化する場合があります。「石灰が溜まってますね」などと言われます。
骨化性筋炎といって、骨折後に周辺の筋肉を過度にマッサージした場合などに起こる現象もあります。
体を柔らかくするからと言って、過度にストレッチングをするのも注意が必要です。
先に、ぎっくり腰(急性腰痛症)とは腰椎付近にある小さな筋肉が過緊張することで急激な痛みを感じる腰痛症のこと説明しました。筋肉が引っ張られていると痛みを感じ、慢性的に痛みを感じている方は筋肉は硬くなっていきます。そして筋肉が張っていますね、凝ってますね、と言って揉んでしますのです。
一般的に言われる予防方法③無理な姿勢をとらない
長時間同じ姿勢でいたり、無理な姿勢をしていると腰に違和感や痛みを感じることがあります。
朝礼などで長い時間立っていると、腰に張りが出たことがあると思います。
立ち位置を変えたり、腰を叩いたりした経験があると思います。また長時間車に乗ってサービスエリアで車から降りた時に、腰が伸びず歩き始めに腰を屈めてトイレまで行く、と言った経験もあると思います。
骨盤の構造上、立ちっぱなしや車やソファーで背もたれに寄り掛かった姿勢では、骨盤が後方へ傾斜するので腰から背中にかけての筋肉が引っ張られ痛みとして感じます。
椅子などに座る時は、
背もたれに寄り掛からず、坐骨結節と言ってお尻を触って出っ張っている骨盤の骨を座面に当て背筋を伸ばして座ります。
人の骨盤は立ちっぱなしや長時間座るためには設計されていないので、適度にその状態を開放してあげるという意味で動くことです。できれば歩くことです。
ぎっくり腰が起きた場合のQ&A
ここではぎっくり腰が起きてしまった時の疑問を解説します。
ぎっくり腰に効果的なツボはあるの?
ツボは経穴と言って、無形のエネルギーを気と呼び、気の通り道である経絡に主要な場所の経穴があります。駅で言えば何線も交わる大きな駅で、体に無数に存在します。
このツボ(経穴)に悪い気が集まり関連的に痛みを発生しているので、ツボ(経穴)を刺激して気の流れを改善し痛みをコントロールします。
骨盤の変位によるぎっくり腰などの腰痛は、変位という物理的な要因なので、物理的に骨盤の位置を改善しないとツボ(経穴)の刺激で一時的に痛みが取れたとしても根本的な改善にはなりません。
ぎっくり腰になったらお風呂には入らない方がいいの?
先にも記述しましたが、痛みは炎症の一症状で必ず熱を伴っております。お風呂で温めると熱の刺激が気持ち良いですが痛みを増幅させますので、お風呂は控えた方が良いです。
寝る時の姿勢はどうしたらいいの?
横になってくの字に腰を曲げ、一番楽な姿勢をとります。どちら側を下にしたらいいかは、痛みが少ない方を選んでください。
股関節を曲げると股関節から腰椎いに付いている腸腰筋という筋肉が緩み少し楽になります。
まとめ
私も過去に何度もぎっくり腰になりました。その度に湿布を貼ってコルセットを巻いて過ごしていました。トラウマになるくらい酷い痛みでした。
整形外科のリハビリ室で大勢の患者さんの前で動けなくなったこともあります。自ら牽引機
や電気を休み時間に腰にかけてましたが殆どが効果がなく、慢性的に腰痛を抱えていました。
後に歩行不足が骨盤の動きを障害することを知り、歩行することで腰の痛みから解放されました。
歩行は、ただ単に健康にいいからというレベルの話でないことも学びました。
霊長類ヒト科の我々の最大の特徴は、直立二足歩行です。この行動が全てです。
とは言え、今の生活環境ではなかなか歩く機会が少ないのも事実ですし、歩かない環境で生まれ成長したため、歩くことが理解できないのも事実です。
腰痛を抱えている方は、少しずつで構いませんから歩くことを始めてみてください。
そうでない方は最大の予防となる考えています。