産後の骨盤矯正はいつから
産後の骨盤矯正はいつからいつまで通うもの?目安の回数と期間
いつからいつまで通うもの?
テレビや雑誌で話題になることの多い「産後の骨盤矯正」にご興味を抱かれているかたは多いと思います。
産後の骨盤矯正を受けようと思ったら、
- いつからいつまで通えば良いのか?
- いつまでに通うべきか?
- 産後すぐはダメなのか?
- すでに何年か出産から経過しているけど効果はあるのか?
などの疑問が出てくるのではないでしょうか?
そこで、産後の骨盤矯正はいつからいつまで通うべきものなのかをご説明しますね!
まずは結論から、基本的に産後の骨盤矯正は産後2ヶ月目から通い始めることが推奨されています。
最も効果が出やすい時期は産後2ヶ月目~6か月です。
何年も経過しているからダメという事はありませんが、姿勢の癖などが長く続いていればいるほど変化が出にくく、時間がかかるケースが多くなります。
産後2ヶ月から6ヶ月までに始めるべき理由
先述の通り、出産後の骨盤が歪んでいる状態がクセとして染みついてしまうと、お身体が戻るのにとても時間がかかってしまいます。
一方で、産後すぐの状態であれば、まだまだクセになっていないので、すばやく元のお身体へと戻っていきます。
だからこそ、産後2ヶ月から6ヶ月がとってもおすすめの時期になります!
人の骨盤は基本的に数センチ単位で動く事はありません。
骨盤には仙骨と腸骨という骨から構成される仙腸関節という関節があります。
この仙腸関節という関節は、実は「動かない」とされていた時期もあるくらい、ほんの数ミリしか動きません。
いくつもの靭帯で強固に固定されいて、しっかりと骨盤の中にある内臓を守り、腰の骨と股関節の中継地点として安定させる役割を担っています。
しかし、赤ちゃんが、お腹の中から出てくるためには、動かない訳にはいきませんが、赤ちゃんが通るのには直径約10センチが必要です。
では、どう赤ちゃんの通り道を作るか?これはリラキシンというホルモンが関与します。
リラキシンの役割は、妊娠を維持し、骨と骨をつなぐ靭帯を緩める作用があります。通り道を作りやすくしてくれます。
数ミリしか動かないものを、数10センチまで拡げる。いかに重労働かが分かります。大変な負担が体がかかっている訳です。
すぐに体のケアを始めたいところなのですが、筋肉や関節の問題だけではありません。体調自体が安定して安定し始める為には1~2ヶ月はゆっくり休息する方が良いでしょう。
(病院で許可があれば、軽いストレッチや温めはセルフケアとしてはオススメです!)
一ヵ月検診で良好だと認められたらが良いでしょう。そして、産後このリラキシンの分泌は減り、ゆるくなった靭帯は約半年かけて戻るとされています。
この比較的柔らかくなっているこの約6か月を利用して、骨盤、体のゆがみを正していく絶好の機会なのです。
効果が定着する目安の回数と期間
効果が定着して、お身体が産前の状態へと戻るのは、8回~16回必要です。
毎日施術を受けるよりも、最初は1週間に2回を目安にお越しいただいて、1ヶ月が経過したら1週間に1回のペースでお越しいただくと効果をとても実感しやすいです。
回数別に効果を解説
初回:まずは全体的な姿勢を把握し、改善していきます。1回目の施術から姿勢の変化やヒップアップなどの効果が目に見えてわかる方もいらっしゃいます。
2回目〜4回目:特徴的な姿勢である反り腰の改善や、自宅で出来るストレッチやトレーニングの指導をさせていただきお身体を変化させていただきます。
5回目〜8回目:全体的に戻りにくい身体づくりを目的に、日常の育児での負担や姿勢の癖にあわせて施術していきます。大体このあたりで姿勢などの変化が維持でき始めます。
9回目〜16回目:産後の骨盤矯正で歪みのないお身体を一緒にお作りしたあと、そのお身体がすぐに戻ってしまわないように、良い状態をキープするために通っていただきます。
※腰、膝、肩などのお身体に痛みの症状がある場合はそちらを優先した方が良い場合もあります。
料金の相場はどれくらい?
施術を受ける整体院によってまちまちですが、産後の骨盤矯正を16回通う場合には、おおよそトータルで25000円~50000円を見積もっておきましょう。
注意点として、安いところが良いという訳ではありませんので、大切なお身体を預けるのですから信頼できる院で施術を受けましょう!
特に院によって変化の度合いが全然変わったりするので、実績を見たり、どれだけ詳しいのかが測れる場所がおすすめです。
産後の骨盤矯正をおすすめする理由
産後の骨盤矯正をおすすめする理由には、様々ありますが大きく2点ほどご説明します。
①お身体を根本から体質改善しやすい時期だから
お身体全身が緩み、それをもう一度組み立て直そうとしている特別な時期が産後のお身体です。
産後の時期に筋肉だけでなく、骨組みを組み直せば、根本から体質改善が出来ます。腰痛を引き起こしやすい方や、授乳時に肩こりしやすい方、歩いていると膝が痛くなってしまう方などには特におすすめです。
②お身体に相当の負担をかけた後だから
出産というお身体に相当の負担をかけてから、ほぼ休む間もなく育児という次への負担がのしかかっていきます。
育児は前かがみの動作が多く、緩んだ状態でさらにストレスをかけ続けますので、筋力低下、疲労蓄積、姿勢不良による体型崩れがおきます。
そしてこのクセを維持したまま放っておくと膝や腰への負担がかかり、猫背、反り腰、O脚など見た目の異常、腰痛や肩こり、膝の痛みなどに繋がりやすくなってしまいます。
だからこそ、この時期に産後の骨盤矯正で体質改善をして、育児を楽しむためのお身体づくりをおすすめしています。