身体の歪みは身体にどの様な影響を与えるの? - FUJI整体院 一宮院|一宮整体 | 一宮市|一宮市整体|腰痛|産後ケア

身体の歪みは身体にどの様な影響を与えるの?

Q1 人間はどのようにして体を支えているの?

A1 背骨と骨盤が軸となって支えています

人間の体は骨格と筋肉によって重心を保ち、その軸となる背骨(脊椎)と骨盤が全身を支えています。背骨は緩やかなS字カーブを描き、上半身の重みを効率よく前後に分散させて、筋肉に負担がかからない仕組みになっています。骨盤は上半身と下半身をつないで全身を支える土台の役割と、内臓や生殖器を守る働きをしています。そのため、悪い姿勢や生活習慣により背骨と骨盤が本来の位置から傾くと、体がゆがんでこりや痛みを起こしたり、内臓の不調を招いたりし、全身の健康に影響を及ぼします。

体の軸となる背骨と骨盤
体のゆがみが生じる悪い姿勢や生活習慣

Q2 体のゆがみの原因は?

A2 体を支える筋肉への過剰な負担など

背骨と骨盤は、頸椎のまわりにある僧帽筋や、腹部を包む腹横筋、お尻にある大殿筋などの筋肉により支えられています。そして、動作によって筋肉を緩めたり、縮めたりしながら、骨を正常な位置に戻し、体のバランスを保っています。しかし、筋肉への過剰な負担や、筋力の低下、硬直などが起こると、背骨や骨盤が傾き、体はゆがんだ状態になります。ゆがみが生じる主な原因は、次の通りです。

●悪い姿勢
猫背や反り腰、脚を組むなど。

●長時間の同じ姿勢
デスクワークや車の運転など。

●一部の筋肉を酷使する動作
バッグを片方の肩にかけ続けるような、日常動作の癖など。

●運動不足
筋肉量が減り、筋力が低下することにより、骨格を支える力が弱くなる。

●冷え
血管が収縮して血液循環が悪化し、筋肉が硬くなる。

●ストレス
自律神経のバランスが崩れて、血液循環が悪化することにより筋肉が硬くなる。

ゆがみが生じた体

Q3 出産後の体はゆがみやすい?

A3 骨盤が傾き、ゆがみやすくなります

出産時は産道となる骨盤が最大に開きますが、産後約2カ月経つと自然に元の状態に戻ります。骨盤が開くことによって伸びる大殿筋などの筋肉は、妊娠中の筋力低下によって元の状態に戻りにくくなります。その結果、骨盤が傾き、体にゆがみが起こりやすくなるのです。

Q4 体のゆがみをチェックする方法は?

A4 腰の反り具合や腰骨の位置で確認

体のゆがみは、骨盤の傾き具合から確認することができ、「前傾」、「後傾」、「左右の傾き」の、3つに分類されます。
「前傾」、「後傾」の確認方法は、壁に後頭部とお尻、かかとをつけて立ち、壁と腰の距離を手で測ります。骨盤が正常な位置にある場合は、壁と腰の距離が、手指の第二関節を曲げた平たいこぶしが入る程度です。

●前傾
壁と腰の間にこぶしが縦または横に入る。反り腰が主な原因。

●後傾
壁と腰の間が手のひらより狭い。猫背が主な原因。

「左右の傾き」の確認方法は、裸の状態で両足裏を地面につけて鏡の前に立ち、腰骨に親指を水平に当てて、左右の高さを見比べます。

●左右の傾き
左右の腰骨のどちらかが高く上がっている状態。バッグを片方の肩にかけ続ける動作や、脚を組む側が同じなど、日常動作の癖が主な原因。

前傾・後傾のチェック方法
左右の傾きのチェック方法

Q5 体がゆがむとどんな影響があるの?

A5 肩こりや腰痛など様々な症状の引き金に

体にゆがみが生じることによって、次のような症状を引き起こしやすくなります。

●肩こりや腰痛
 起こりやすい症状の1つ。背骨のS字カーブが崩れると、僧帽筋や背筋などに負担がかかる。すると筋肉が緊張し、こりや痛みが生じる。

●胃もたれ
 骨盤が前後に傾くことで、正常な位置で内臓を支えられず、全体に下がってしまい逆流性食道炎になることも。下腹もぽっこり出やすくなる。

●冷え
 骨盤の内側を通っている血管が骨盤の傾きによって圧迫されると、血液循環が悪化し、下半身の冷えを起こしやすくなる。

●月経痛
 内臓が下がると、子宮や卵巣などを圧迫。女性ホルモンのバランスが崩れ、月経痛などの月経トラブルを招く。

また、体のゆがみはボディラインにも影響を与え、実年齢よりも老けて見えてしまうことがあります。それには、次の要因が関係してきます。

●胸の位置が下がる
 猫背などによって、胸まわりの筋肉の張りがなくなり、胸の位置が全体的に下がってしまう。

●お尻が下がる
 骨盤が傾くことで、大殿筋などの筋肉が緩み、筋力も低下。お尻の位置が全体的に下がってしまう。

●脚の長さが変わる
 骨盤が傾き、股関節の位置が変わることで、左右の脚の長さが違う状態に。O脚やX脚も招き、バランスの悪い体型や姿勢になる。

体のゆがみを招く様々な症状

排泄にも影響するゆがみ

骨盤が傾き、内臓が下がってしまうと、「骨盤底筋群」という骨盤内の下部で内臓を支え、尿や排便の促進・抑制を行う筋肉を圧迫。すると、下垂した内臓の重みによって、この筋肉がうまく機能しなくなり、尿失禁や便秘を招きやすくなります。

排泄にも影響するゆがみ

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