偏頭痛
頭痛が起きてしまった後の緩和策のポイントは2つです。
ポイント① 痛みのある部分を冷やすor温める
ドクドク・ズキズキと痛む偏頭痛の場合、痛みのある部分を冷やします。偏頭痛は脳血管の拡張によって起こるので、患部を冷やすと脳血管が収縮されて痛みが緩和します。そのため患部を温めたり、マッサージや入浴、スポーツなどで血管を拡張させたりするのは逆効果です。
緊張型頭痛の場合、 首・肩・頭まわりの筋肉の緊張から血行が悪くなって痛みが発生します。なので首のストレッチや肩回し、水泳やラジオ体操などの運動、蒸しタオルや入浴で、首・肩・頭まわりを温めることで痛みが緩和されます。
偏頭痛と緊張型頭痛とでは発生するメカニズムが違い、対処法も逆なので注意が必要です。
ポイント② 気候や温度差に対応した衣服調節
季節の変わり目の気圧変動や寒暖差の影響から、脳血管は急激に拡張し、頭痛が起こりやすくなります。また心身へのストレスもかかるので、気候や温度差に対応できる衣服調節が必要です。
特に北海道などの寒冷地では、室内と室外での寒暖差が大きいので、急激な変化にも耐えられるような服装を心がけましょう。
また外の騒音や強い光から痛みが刺激される場合があります。頭痛がひどくなりそうな時は、できるだけ外部刺激を遮断できる暗くて静かな場所へ移動しましょう。安静にすることで血圧も安定し、頭痛の緩和が期待できます。
頭痛パターンを把握して季節の変わり目を快適に過ごそう
季節の変わり目の頭痛は、日常のちょっとした工夫や意識をもつことでも予防・緩和ができます。ご自分の頭痛パターンを把握し、原因を遠ざけておくことで、頭痛が不安な季節の変わり目でも、快適に過ごしやすくなりますよ。