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ぎっくり腰に御用心

春腰痛」や「ぎっくり首」にご用心
春に起こりやすい理由とは?

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段々と春の陽気を思わせるような暖かい日も多くなってきました。この時季に気をつけたいのが「春腰痛」と「ぎっくり首」。春は腰痛と首の凝りが起こりやすい季節なのです。

なぜ春に起こりやすいのか?その理由と予防方法についてご紹介します。

寒暖差が大きいと腰を痛めやすい

「腰痛が春に起こりやすいのは、この時季の寒暖差が影響しています」と語るのは、ヨコヤマバランス整体(鳥取県東伯郡湯梨浜町)の横山祥併院長です。

「日中は暖かくなってきても、夜間は冷え込むことが多いこの季節は、体が十分な柔らかさを取り戻せていません。寒さで固まった状態のまま動こうとすると、ぎっくり腰(いわゆる春腰痛)になるのです。

春腰痛の防止はストレッチと服装調節

それを防ぐには、日頃からストレッチなどで身体をこまめにケアする事が必要です。さらに天気予報をこまめにチェックして、寒ければ着込み、暑ければ脱ぐなど、その時の気温に合わせて寒暖差をつくらないこと。お天気はコントロールできないので、服を足したり引いたりすることで、極端な寒暖差を作らない工夫も大切です」(横山院長)

お風呂に入って筋肉を弛(ゆる)めてから、腕を大きく回したり、お相撲さんの四股を踏む股割りポーズなどをおこなうことも、春腰痛の防止に役立つそうです。

日中が暖かくなったからといって、体の中まで温まっているわけではありません。自分の体がまだ冬の状態で固まっていることを知らずに急に動かすと、たちまち襲ってくるのが春腰痛です。普段から体が固いという自覚がある人は、特に気をつけましょう。

首の凝りには肩甲骨の運動を

春に痛めやすいのは、腰だけではありません。「ぎっくり首」にも用心が必要です。

「首の凝りには、肩甲骨の動きが大きく関わってきます。肩甲骨を動かさず首だけ動かすと痛めてしまうので、意識して肩回りを動かすようにしましょう」(横山院長)

冬の間、肩を十分動かす機会がなかった私たちは、今の時季に首を寝違えてしまうことが多いのだそうです。意識して肩回りを動かす方法を聞きました。

(1)お風呂上がりに肩甲骨を意識しながら時計回りに腕を大きく10回まわす。
(2)肩甲骨を意識しながら反対回りに腕を大きく10回まわす。

こうすると「ぎっくり首」の予防になるといいます。両腕を大きく回して意識的に肩甲骨を動かす運動は、背中の凝りにも効果があるそうです。

野外での運動を始めたくなる季節ですが、腰や首を痛めないように十分気をつけて体を動かしましょう。